Wi-Fiって?
「Wi-Fi」は「ワイファイ」と読みます。「ウィーフィー」じゃありません。お間違えないように。
「WiMAX」とも名前が似ていますがこれは全く別のモノです。
Wi-Fiとは
Wi-Fiとは無線通信(無線LAN)の「名前」です。
Wi-Fiを使うと、家でも外でもケーブル無しで快適にインターネットが利用できます。
昔は無線で機器同士が接続しようとしても相互接続は保証されていませんでした。新しい機器を買おうとしても、今まで持っていたものと接続できるかどうか調べる必要がありました。いろいろ面倒な時代があったのです。
このような煩わしさをなくすためにWi-Fiは誕生しました。
Wi-Fi alliance
Wi-FiはWi-Fi allianceという団体によって認められた、機器同士が予め「相互接続可能である」ということを保証する記号というか名前、称号のようなものなのです。
無線LANのなかでも特に高品質な無線通信が保証されたブランド名がWi-Fiという名前なのです。
普通インターネットを使おうとするとこのようなケーブルが必要になりますが、
ルーター
Wi-Fiを使うことであらゆる電子機器がケーブル無しでこのような小さな機器(ルーターと言います)一つでインターネットにつながることができます。
最近ではパソコンのみならず、スマートフォンやゲーム機、タブレットなどインターネットに接続できる機器が増えてきています。
またテレビ、電子レンジなどの生活に欠かせない電化製品にもインターネットに接続できるものがあります。
このように、現在では家の中にインターネットに接続できるモノが増えてきています。
しかし、これらの機器全てにインターネットケーブルをつなげると家の中はコードで溢れてしまいます。グチャグチャです。
そのため、それらのケーブルを綺麗さっぱりなくすことができるWi-Fiは現代の生活には欠かせないものになっているのです。
でもWi-Fiって無線だし、ケーブルより遅くなったりはしないのでしょうか?
Wi-Fiの良いところ
速度が速い
Wi-Fi通信速度は有線(ケーブルでつないでいるとき)の場合と比べてもその違いはあまり感じません。
Wi-Fiの電波にも強弱がありますが、youtubeやニコニコ動画などの動画サービスが遅延なくスムーズに再生されるくらいの速度は安定して出ます。
家の中のLANケーブルを一掃できる
Wi-Fiを使うと一台のルーターを使えば家中どこでもインターネットに接続することができます。
そのため煩わしいケーブルを一掃できます。
スマートフォンの通信費節約になる
Wi-Fiにつながっている時は携帯会社のLTEや3G回線に繋げていないので、スマートフォンの通信料がかかりません。
家や会社など建物の中にいる場合はWi-Fiにつなげて、通信料の節約をしましょう。
セキュリティには気をつけて
Wi-Fiは無線通信なのでルーターから家の中をカバーするように360度に電波を飛ばしています。
そのため、電波にタダ乗りされたり、Webの利用を傍受され、パスワードを盗みとられる危険性があります。
普通のルーターですとアクセスキーがあるためタダ乗りはできませんし、電波も暗号化(WEPなど)されているため傍受されることもありません。
しかし、可能性としてはありえるので、アクセスキーを長くて難しいのにするとか、暗号化をより高度なもの(WPA、WPA2、WPSなど)にするとかしてみるといいかもしれません。
公衆無線LANとは?
公衆無線LANはマクドナルドを始めとする飲食店や多くの人が利用する施設などで有料または無料で提供されている無線LANスポットサービスのことです。
外でみんなで使うことのできるWi-Fiといったところでしょうか。
図書館、病院、大学、ホテル、駅、空港、新幹線の中、飲食店など様々な場所で提供されています。
スマートフォンの通信プランによっては全国の公衆無線LANが無料で利用できるサービスもあります。
要点まとめ
- Wi-Fiとは無線LANの中でも高品質な無線通信が行えると認められた称号、ブランド名のこと
- Wi-Fiをつかうと家の中のLANケーブルを一掃できる
- Wi-Fiは無線通信だけど有線と同じくらい速い
- セキュリティには気をつける必要がある
- 公衆無線LANはいろんな施設で提供されている公共のWi-Fiサービス
執筆:シム・ヒカリ
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