スマートフォンはどんどん多機能化してきました。端末で扱う事のできるデータの種類も大きさも飛躍的に増大してきてます。
スマートフォンにはそういったデータを保存するために本体にデータ保存用のメモリを持っています。16GBだとか32GBだとかよく見ますよね。
でも、アプリをたくさん入れたり、写真を撮ったり、好きな音楽を入れたり、動画を撮ったりすると、だんだん本体の容量もパンパンになって気軽に新しいアプリを入れたり、写真を撮ったりできなくなります。
スマホヘビーユーザーにとってはそういったデータを保存するために他のメモリ容量があると嬉しいわけです。
そのような要望に答えるのが外部ストレージ(メモリ)です。
SDカードとは?
だいたいのスマートフォンには外部ストレージがついています。iPhoneやNexus系などついていない機種もあります。
そして、スマートフォンに使われている外部ストレージがSDカードなのです。
最近ではSDカードに似た名前のSDHCカードやSDXCカードなんてのも登場してきています。いったいどんなものなのでしょうか?
SDカードの種類について
SDカードには、
- SDカード
- SDHCカード
- SDXCカード
の3種類があります。
それぞれの違いはその容量の大きさです。
メモリーカードの容量は普通デジタルデータを何バイト保存できるかで表されます。数字を数えるときにも「百」「千」「万」と単位があるように、バイトにも大きくなるに連れて単位があります。
一般的にデジタルデータの数値の単位には、3桁ごとにK(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)・・・ と補助単位が用いられます。
大体の目安としては次の単位は前の単位の1000倍を表します。
- 1KB(キロバイト =1024B(バイト) ・・・KHz 等にも単位は使われる
- 1MB(メガバイト =1024KB(キロバイト) ・・・MHz、Mbps 〃
- 1GB(ギガバイト)=1024MB(メガバイト) ・・・GHz、Gbps 〃
- 1TB(テラバイト)=1024GB(ギガバイト)
ちなみに、1B(バイト)はデジタルデータの最小単位はbit(ビット)という単位で、1B(バイト)=8bit(ビット)で表されます。
デジタルデータを扱う際にはバイトで表すのが通例になっています。
理由はおそらくデータを送信するときには機械が読み取れる適当な文字列にデータを変換するのですが、その半角1文字のデータ量がちょうど8bit(ビット)=1B(バイト)だからでしょう。
SDカード(SD/miniSD/microSDカード)
一番容量の小さいのがSDカードです。
SDアソシエーションというところが中心となって開発した着脱可能な小型のメモリーカードです。
容量は8MB~2GBです。端末が小型になるにつれ、SDカードもminiSDカード、microSDカードと小型になっていきました。外部メモリーカードとして広く利用されています。
SDHCカード(SDHC/microSDHCカード)
SDカードの上位の規格です。2GB以上の容量を実現しています。
容量は4GB~32GBをサポートしています。スマートフォン用として32GBのカードも現在では主流になってきています。
注意しなければいけないことは、microカードを利用する場合、端末側のカードスロットもSDHC規格に対応している必要があることです。
SDXCカード(SDXC/microSDXCカード)
SDカードの上位の規格です。64GB以上の容量サポートしています。
SDXCカードで256GB、microSDXCで64GBもの容量があるカードが製品化されいてます。
これもSDHCと同じく、microカードを利用する場合、端末側のカードスロットもSDXC規格に対応している必要があります。
要点
- SDカードは一般的な外部ストレージ
- SDカード、SDHCカード、SDXCカードと容量の大きさによって3種類に分かれる
- SDHC、SDXCのmicroカードには端末側がその規格に対応している必要がある
執筆:シム・ヒカリ
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