SIMロックってなんのこと?
携帯やスマートフォンのモバイル端末は、au、ドコモ、ソフトバンクなどの携帯会社ショップで契約して手に入れると、SIMロックというのがかかっています。
SIMロックってなんのこと?SIMロックとは
SIMロックとは、特定のSIMカードを差し込んだ場合のみに動作するよう携帯電話や通信モジュール等の通信端末に施される機能制限のことです。
SIMロックがかかっていると、他社のSIMカードを使うことができません。
SIMロックを解除するには、各通信事業者が指定する手続きを踏む必要があります。
SIMロック解除手続き
SIMロック解除の手続きは、通信事業者によって異なりますが、一般的には以下の方法があります。
- ウェブサイトでの手続き:通信事業者の会員ページやアプリから、SIMロック解除の申請を行う。
- SIMロック解除コードが表示されるので、端末の設定画面で入力する。
- 電話での手続き:通信事業者のコールセンターに電話して、SIMロック解除の申請を行う。
- SIMロック解除コードが通知されるので、端末の設定画面で入力する。
- 店頭での手続き:通信事業者のショップに持ち込んで、SIMロック解除の申請を行う。店員がSIMロック解除コードを入力してくれる。
手続きには、SIMロック解除コードやSIMカード番号などが必要になる場合があります。
手続きの費用や受付時間は、通信事業者によって異なります。
SIMロック解除コードとは
SIMロック解除コードとは、SIMロックを解除するために必要なコードのことです。
SIMロック解除コードは、通信事業者から発行される場合と、海外サイトなどで購入する場合があります。
SIMロック解除コードを入力すると、SIMロックが解除され、他社のSIMカードを使うことができるようになります。
PINロック解除コード
SIMロック解除コードとは異なり、PINロック解除コードというものもあります。
PINロック解除コードとは、SIMカードに設定されたPINコードを間違えて入力したときに必要なコードのことです。
PINロック解除コードは、SIMカードに付属している場合や、通信事業者から教えてもらえる場合があります。
PINロック解除コードを入力すると、PINロックが解除され、通話などの機能が使用できるようになります。
SIMロック確認方法
SIMロックの確認方法は、端末や通信事業者によって異なりますが、一般的には以下の方法があります。
- 端末の設定画面で確認する
- 電卓やダイヤル画面で特定のコードを入力する
- 他社のSIMカードを挿入してみる
- 通信事業者のウェブサイトやアプリで確認する
SIMロック解除の費用
SIMロック解除の費用は、通信事業者や手続き方法によって異なりますが、一般的には以下のようになります。
- ドコモ:ウェブサイトでの手続きは無料、店頭での手続きは3,300円(税込)
- au:ウェブサイトでの手続きは無料、店頭での手続きは3,300円(税込)
- ソフトバンク:ウェブサイトでの手続きは無料、店頭での手続きは3,000円(税別)
- ワイモバイル:ウェブサイトでの手続きは無料、店頭での手続きは3,000円(税別)
- 楽天モバイル:ウェブサイトでの手続きは無料、店頭での手続きは不可
SIMロック解除の費用を節約するには、ウェブサイトでの手続きをお勧めします。
SIMロック解除の手続きに必要なもの
SIMロック解除の手続きに必要なものは、通信事業者や端末によって異なりますが、一般的には以下のものが必要です。
- SIMロック解除対象の端末
- SIMカード
- SIMロック解除コード(ウェブサイトや電話で申請した場合)
- 本人確認書類(店頭で申請した場合)
- 手数料(店頭で申請した場合)
SIMロック解除のデメリット
SIMロック解除には、基本的に大きなデメリットはありません。
ただし、以下のような注意点があります。
- 通信事業者によっては、契約後一定期間が過ぎないと、違約金が発生してしまう場合もある
- 機種を購入した会社以外のSIMに差し替えると、購入した通信キャリアで動作保証やデータ保証をしてくれない場合がある
- 店頭でSIMロック解除を行うと、解除手数料3,300円(税込)が必要になる場合がある
SIMロック解除のメリット
SIMロック解除のメリットは、以下のようなものがあります。
-
- 格安SIMが利用できる
- 海外で現地のSIMが利用できる
- 同じ機種を使い続けることができる
- 中古市場で買取価格がアップする
- 通信キャリアを自由に変更できる
SIMロック解除によって、スマホ利用の自由度が上がります。
そもそもSIMってなに?
SIMカード/回線契約情報等を保持するICカード
それらの用語は「SIMカード」という携帯電話や
スマートフォン、タブレットなどの個人ごとの回線契約情報等を保持するICカードについて使われるものです。
「個人ごとの回線契約情報等を保持する」ということで、UIMまたはUSIMと呼ばれます。そしてこれらの総称を一般的にSIMカードと呼ぶのです。
- UIM … User Identity Module(ユーザー アイデンティティ モジュール)の略
- USIM … Universal Suubscriber Identity Module(ユニバーサル サブスクライバ アイデンティティ モジュール)の略、ユーシムと読む
SIMカードは切手の半分程度の大きさで、最近ではより小さいmicroSIMカードやnanoSIMカードなんかもあります。
右から、標準SIMカード、microSIMカード、nanoSIMカードです。
SIMカードに記録されている主な情報は以下のとおりです。
ユーザや携帯電話会社の情報
- 加入者識別番号や事業者情報
- ユーザの電話番号
- アドレス帳
- SMSに関するユーザ情報、SMSデータ
- 携帯電話会社のネットワークに関する情報
など
その他の情報
- その他事業者独自の拡張機能
- 例えば、コンテンツの著作権管理情報、モバイルウォレットなど
金メッキ以外のところはタダのプラスチックです。このSIMカードを端末に差し込んで使います。
SIMカードがないと携帯やスマホは、電話も出来ませんし、ネットでのデータ通信も出来ません。
古い端末では、このSIMカードがなく、本体内部のロムという記憶領域に同じような情報を記憶させておいて、機能させています。
いずれにしてもそういった情報を携帯会社のショップで申し込む時にショップ側でSIMカードやロムに契約者情報をセットして端末を販売しています。
SIMロックとは?SIMロック解除/SIMロック確認/そもそもSIMって何?まとめ
SIMロックがなぜ問題なんですか?
SIMロックは、その会社のSIMカードしか使えないように端末本体にかけているロックですから、携帯会社を変更すると、その端末は使えなくなります。
携帯会社を変更する携帯やスマホ本体も買い換えなければならなくなります。
端末機器本体もパソコン並の値段がしますから、もったいないですね。
だから、SIMロックを解除してくれれば、携帯会社を変更しても、新しく本体端末を買い換えなくても慣れた携帯やスマホをそのまま使うことが出来るようになります。
外国では、SIMロックをしていない携帯会社ばかりですから、好きな端末を買ってきて、好きな携帯会社と契約して、自分でSIMカードを入れ替えていろんなパターンの通信回線と携帯やスマホを組み合わせることが出来ます。
利用者にとっては結構なことです。
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