格安SIMおすすめ比較・格安スマホ選びのタイプ別解説・格安SIMおすすめ講座第6回
格安SIMおすすめ比較・格安スマホ選びのタイプ別解説・格安SIMおすすめ講座第6回
- ちょっとしか使わないので、とにかく安くしたいというライトユーザー向け
- 携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
- 今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け(新規で携帯電話番号付きのスマホを持ちたい人もこれ)
- 外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
格安SIMという言葉も徐々に浸透してきています。
格安SIMデータ通信コースが、1GB500円、3GB900円、音声通話付きで1500円~という相場で各社競い合っています。
しかし、楽天モバイルの登場で、格安SIMに流れたライトユーザーには、1GBまで無料のコースができたので、これが最安になります。
ここでは、MVNOの格安SIMについてのまとめになります。
- 格安SIMはデータを少ししか使わないユーザー向けに最適
- 格安SIMでも音声通話かけ放題で大手キャリアからの乗り換えが増えた
- SIMカード入手からスマホ運用までの順序
- SIMカードの大きさ
- 格安SIM、格安スマホをニーズ別に分類
- あまり通話もデータ通信もしないのでとにかく安くしたいというライトユーザー向け
- 月1GB程度の高速通信でワンコンくらいでありますが
- 携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
- NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONE
- 最初に買ったIIJmio SIM
- 今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け
- 音声通話付き格安SIM
- 従来のデータ通信専用SIMカードはIP電話番号とSMSが別番号でトラブル
- 音声通話付SIMカードはMNP可能、SMSも同じ番号
- 音声通話付格安SIMカードにも無料通話サービスあり
- 音声通話付き格安SIMカードを選ぶ条件
- IP電話と携帯の音声通話網の違い
- 音声通話付格安SIMカードの選び方
- 外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
- Y!mobile
- UQ mobileも似たようなコースを持っている
- 楽天モバイルの使い放題
- まとめ
格安SIMはデータを少ししか使わないユーザー向けに最適
あまり電話をかけないで、データ通信も、外ではメールとLINEと地図、少しネットで検索くらいの人には、格安で運用出来るコースが各社から発売されています。
いままでは、スマホを持ちたくてもau、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアでは、高すぎて手が出なかった主婦や中高年、子どものニーズにこたえて、人気になっています。
しかし、外で電話をたくさんしたり、テザリングでパソコンを使いたい仕事人などには、通話料が別にかかり、かえって高くついたり、高速通信が制限されたりします。
格安SIMでも音声通話かけ放題で大手キャリアからの乗り換えが増えた
この点でも、格安SIMでも、オプションで5分~10分までの携帯電話網を使った音声通話を「かけ放題」にするサービスが、ほぼ全部の格安SIMで実施されています。
月額でいうと1000円弱の金額をプラスすると「かけ放題」になるサービスです。
大手キャリアからの乗り換えで、今まで使っていた携帯電話番号はそのまま使いたいが、格安SIMでは無料通話分が、なかったので、よく電話をかける人は、通話料金でかえって高くつくことが多く、乗り換えしない人もいました。
月額オプション料金を払っても、トータルで通信費が安くなる人は多くいます。
「かけ放題」オプションを知って、au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアからの乗り換えも加速しています。
格安SIMはスマホをあまり使わないライトユーザーには通信料金の節約ができました。音声通話付きで1000円以下でスマホが持てます。
しかし、楽天モバイルの登場でライトユーザーはほぼ無料でスマホを利用できます。
楽天モバイルは、1GBまでは無料、3GBまで1078円(税込)、20GBまで2178円(税込)、それ以上どんなに使っても3278円(税込)という料金コースです。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ夫婦は楽天モバイルだとず~~っと無料になります。
自宅では、NURO光の光回線を契約しています。
外出する時にスマホSIMのデータを使いますが、今までの実績で月に1GBも使ったことがないのです。
時々旅行へ行ったときに、楽天モバイルの電波使って、料金払うだけになります。
データが多くなっても上限3278円(税込)で使い放題ですからスマホのテザリングでモバイルwifiルーターやWiMAXの代わりになります。
楽天エリア内ならヘビーユーザーにも十分使えます。
楽天モバイルは、エリアの問題がありますが、我が家はエリア内なので助かります。
エリア外でもauの電波を使えるので十分です。
楽天モバイル公式ページ→楽天モバイル
楽天モバイルの詳しいページはこちらです。→楽天モバイルの記事
SIMカード入手からスマホ運用までの順序
それから、どのSIMカードも最初のカードは初期費用で3000円で買う必要があります。
SIMカードを手に入れてから、MVNO(仮想移動体通信事業者)のサイトにアクセスして必要なコースを選んでクレジットカードでの申し込みをします。
申し込み手続きが済んだら、SIMフリースマホにSIMを差し込んで使うという手順です。
SIMカード入手からスマホ運用までの順序
- SIMカードを手に入れてから
- MVNO(仮想移動体通信事業者)のサイトにアクセス
- 必要なコースを選んでクレジットカードでの申し込み
- 申し込み手続きが済んだら
- SIMフリースマホにSIMカードを差し込む
- スマホのAPI設定、基本設定をして運用開始
SIMカードの大きさ
いずれも大きさがナノSIMです。SIMカードの大きさはナノ→マイクロ→標準と大きさが3種類あります。スマホのSIMカードを入れる大きさで対応するものを選ぶ必要があります。
しかし、スマホの買い換えなどを考慮して一番小さなナノSIMを買う人が圧倒的に多いようです。ナノSIMを買っておけば、大きさを変換するアダプターに取り付けて、全てのスマホに対応できます。
SIMの変換アダプターは500円前後で販売されています。
SIMカードアダプターとは、こんなんです。
格安SIM、格安スマホをニーズ別に分類
MVNO(仮想移動体通信事業者)もふえてきましたので、各社の現状を見渡しつつ、格安SIM、格安スマホをニーズ別に分類してまとめ直したいと思います。
MVNO(仮想移動体通信事業者)とは、au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアの通信回線を借り受けて格安SIMを提供している会社のことです。
- とにかく安くしたいというライトユーザー向け
- 携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
- 今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け(新規で携帯電話番号付きのスマホを持ちたい人もこれ)
- 外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
あまり通話もデータ通信もしないのでとにかく安くしたいというライトユーザー向け
格安SIMだから、とにかく安く!というパターンです。
格安SIMはスマホをあまり使わないライトユーザーには通信料金の節約ができました。音声通話付きで1000円以下でスマホが持てます。
しかし、楽天モバイルの登場でライトユーザーはほぼ無料でスマホを利用できます。
楽天モバイルは、1GBまでは無料、3GBまで1078円(税込)、20GBまで2178円(税込)、それ以上どんなに使っても3278円(税込)という料金コースです。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ夫婦は楽天モバイルだとず~~っと無料になります。
自宅では、NURO光の光回線を契約しています。
外出する時にスマホSIMのデータを使いますが、今までの実績で月に1GBも使ったことがないのです。
時々旅行へ行ったときに、楽天モバイルの電波使って、料金払うだけになります。
データが多くなっても上限3278円(税込)で使い放題ですからスマホのテザリングでモバイルwifiルーターやWiMAXの代わりになります。
楽天エリア内ならヘビーユーザーにも十分使えます。
楽天モバイルは、エリアの問題がありますが、我が家はエリア内なので助かります。
エリア外でもauの電波を使えるので十分です。
楽天モバイル公式ページ→楽天モバイル
楽天モバイルの詳しいページはこちらです。→楽天モバイルの記事
月1GB程度の高速通信でワンコンくらいでありますが
あまり電話をしなで、音声通話もIP電話で済ませる人で、とにかく安く済ませたいという場合には、おすすめのコースがあります。
月額1000円からの、はじめてのスマホ。【TONE】

au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアで使っていた携帯電話番号を移動できるMNPナンバーポータビリティーのできる音声通話付SIMのコースもあります。
携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
電話は少しで受け専用、今まで使っていたau、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアの携帯電話番号は捨ててもいいという人。
データ通信も外ではあまりしないけど、地図とか、LINEとかメールとかは、普通に使いたいというミドルユーザー向けです。
料金も月1000円くらいまでならOKで、ほとんど自宅や職場、学校のWi-Fi環境にいるので、通勤、通学時に少しネットにつながればいいので、高速通信も少しできればいいタイプです。
- 電話は少しで受け専用
- au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアの携帯電話番号は捨ててもいい
- データ通信も外ではあまりしない
- 地図、LINE、メールとかは、普通に使いたい
- 月1000円くらいまでならOK
- Wi-Fi環境を活用してパケットはあまりいらないが
- 高速通信も外で少しできるタイプ
たくさんのMVNO(仮想移動体通信事業者)が誕生してきましたが、だいたいサービス内容や料金もこなれてきて、ここで紹介する2つのレベルだと思います。
高速データ通信の容量が日にち単位であるところの代表と、月単位で提供するところの代表2社を例にご紹介します。
他のMVNOについては、こちらで取り上げています。→「MVNO格安SIMの徹底比較」
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONE
高速通信オプションが月ごとではなくて、日にち単位で110MBついているコースです。データ通信専用の格安SIM(低価格SIM)です。
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONE
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤはこれを使っています。
月900円で基本の最低通信速度が200Kbpsです。
高速のオプションが基本料金の中に含まれていて、毎日110MBのデータ量までは高速で使えます。
それを使い切ってしまうと、その日の残りの時間は200Kbpsとなります。
次の日にはまた110MBが復活しています。
1日110MBですから30日で3.3GBです。
他社のMVNOの格安SIMでは、月単位で1GB~10GBのコースが主流です。
高速通信速度制限が1日で回復する
しかし、他社の場合は、3日間の縛りというものがあります。
月単位で高速通信データ容量をたくさん契約しても、いっぺんに使えるわけではなく、直近の3日間で400MB前後(会社でまちまち)のデータを使い切ると低速回線に制限されます。
月単位でまんべんなく使って下さいと言うことです。
1日換算では120MB~150MBくらいの高速回線ができますが、制限に引っかかってしまうと次の3日間で基準を下回るまで待たなければなりません。
契約のデータ量によって制限量は違いますが、月7GBとか契約しても集中して高速通信をいっぺんに使うことができません。
音楽とか動画をつなげると400MBくらいは、すぐになくなってしまいます。たびたび通信制限に引っかかってしまいます。
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONEの1日110MBの縛りでも、音声通話用とか、ちょっと地図をみるとかの通常使用であれば十分過ぎるデータ量です。
制限に引っかかっても次の日には復活するのでこちらの方が使いやすいと思います。
110MBを使い切ったとしても200Kbpsは無制限に使えるわけですから、Wi-Fi環境のようにはいかなくてもなんとか使える範囲です。
スマホでのGoogleナビなどは、200Kbpsで普通に動きます。
コースの変更も1ヶ月単位でSIMカードを変えなくてもできます。
高速通信オプションに3日間の縛りがない
110MB/日900円、170MB/日1380円、3GB/月1100円、5GB/月1450円、15GB/月(最大通信速度500kbps)1800円の各コースがあるので使い方ですね。
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONEデータ専用SIMカード
- 110MB/日900円
- 170MB/日1380円
- 3GB/月1100円
- 5GB/月1450円
- 15GB/月(最大通信速度500kbps)1800円
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONEの場合は、月単位のデータ量の多いコースも他社より安いレベルです。
しかも、3日間の縛りがありません。通信制限なしで使えます。
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONEは、これを月ごとでSIMカードの買い替えなしに、管理画面から変更できるので助かります。
IP電話の活用で通信費は格安になる
音声通話は、「050 plus」オプションが付いています。月の基本料が315円ですが、OCN モバイル ONEと同時申し込みで160円になります。
携帯への通話料は30秒8.4円、一般加入電話への通話料は3分8.4円。
SMSは月126円。
IP電話で有名なところは、このNTTコミュニケーションズ株式会社の「050 plus」とフュージョン・コミュニケーションズ株式会社の「IP-Phone SMART SMARTalk」の二つです。
フュージョン・コミュニケーションズ株式会社の「IP-Phone SMART SMARTalk」は、月額基本料金がありません。
しかし、月額基本料金が無いかわりに携帯電話、固定電話への通話料金が一律30秒8円で固定電話へ電話するときには高くなります。
友人間や家族間はLineやスカイプなどを組み合わせて無料通話で済ませて、ほどんど固定電話へは、通話をしないとう場合は、基本料金のない「IP-Phone SMART SMARTalk」の方が安くつきます。
「050 plus」と「IP-Phone SMART SMARTalk」の違いについての詳しい記事はこちらにもあります。→「音声通話アプリで050番の電話番号取得・格安SIMスマホ実践編第7回」
料金をまとめると
- 月額基本料金・900円
- 通信速度・200Kbps
- 高速通信・110MB/1日
- 音声電話・OCN モバイル ONE×050 plus。月額基本料160円。
- SMS・利用料126円/月
全部入れると合計で1200円といったところです。
SMSについては、ショートメッセージで個人認証をすることもあったり、スマホの電池問題が機種によってはありますので契約しておいた方がいいでしょう。
この問題についてはこちらで詳しく解説しています。→「アンテナピクト問題、セルスタンバイ問題の解決になぜSMS付きSIMがいるの?」
1日110MBのコースでも、なにも使わなかった次の日には、220MB使えるわけです。無駄なく高速通信を使う事が可能です。
そうなると「OCN モバイル ONE」は、格安SIMのMVNOの中では、注目株になるというわけです。
データ通信専用のSIMカードで、IP電話を入れて、LINEやSkypeで無料通話をし、月額1000円程度のスマホ運用が可能になります。
また、高速データ通信容量を分け合える追加のSIMカードの発行が月450円でできます。家族で分け合えることができます。
一日110MBで900円のコースを夫婦で2枚のSIMカードを発行して分け合えば1350円で運用できるということです。家族で分け合えるコースでは最安値だと思います。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤは、2014年暮れにOCN モバイル ONEへMVNOに乗り換えをしまいした。
乗り換えの記事はこちらです。→「iijmio解約手続き記録。mio高速モバイル/Dの解約方法です。「OCN モバイル ONE」へ乗り換えます。」
現在では、格安SIMの世界も競争にはいってきて利用者にとってはいいコースがいっぱい出てきました。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツ夫婦はOCN モバイル ONEを使ってますが、「OCN モバイル ONE」が一番良いとは、言えなくなりました。
最初に買ったIIJmio SIM
私は、数年前に格安SIMに注目して最初に買ったのは、iiJmioのmio高速モバイル/Dのコースをビッグカメラで買いました。
当時の良かったと思った点は、月額3000円くらいで3GBのLTEが付いていて、家族で分け合えるコースがあってSIMカードを3枚まで申し込むことが出来るコースがあったからです。
私と妻と学生の息子とわけ合えば安くつくかなと思って買いました。今となっては、高い部類です。
詳しくはこちらのIIjmio本家のサイトで、今は、料金体系も随分と変わっています。
結局、私の場合は、現在は、OCN モバイル ONEを利用していますが、今では、各社が競争して内容的にはこなれてきています。
今では、どこの格安SIMでも高速通信が1GB~12GBまで500円程度~3000円程度でいろいろなコースができています。
非常に安くなっています。OCNやIIjmioよりも条件が良くて安いコースが沢山あります。
各社のタイプ別に分類したリンク集は記事の下に掲載します。
今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け
「携帯電話の番号を変えたくない!でも安くしたい!」
どうしても電話番号を変えたくないという人向けです。
格安SIMを追求するのなら電話番号は050番でこだわりをなくすことですが、いろいろな大人の事情で電話番号が変わっちゃうとまずい!
という人はどうすればいいでしょうか?
音声通話付き格安SIM
そんな人向けに誕生したのが、「音声通話付き格安SIM」です。
通信回線で携帯電話網を使えるようにした格安SIMカードです。
050番のIP電話とは違う、従来の携帯電話網を使った携帯電話番号を使います。
080、090、070で始まる電話番号を使います。
新規で携帯電話番号付きのスマホを持つこともできます。
MNP転入も可能で携帯電話網を使うのでSMSショートメール機能も同じ携帯電話番号になります。
従来のデータ通信専用SIMカードはIP電話番号とSMSが別番号でトラブル
データ通信専用SIMカードの場合は、SMS機能のオプションをつけてSMS機能だけの電話番号を入手します。
音声通話はIP電話の050番ではじまる電話番号になります。
そうすると、音声通話とショートメールの電話番号が違うので人に説明するときにスゴク困ります。
その辺の体験談はこちらで赤裸々に語られています。→「IP電話050番の弊害!050番で仲間はずれになった妻スマ子の悲しいお話し」
音声通話付SIMカードはMNP可能、SMSも同じ番号
音声通話付SIMカードだとこういった悲しい思いをしなくてすみます。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアと同じように携帯電話番号を運用できます。
MNP転入というのは、今の携帯電話番号を携帯会社の垣根を越えてそのまま番号を移行できるシステムのことです。
音声通話付格安SIMカードにも無料通話サービスあり
オプションですが、700円から1000円程度のオプション料金を払えば、「かけ放題」というサービスがあります。
5分~10分といった制限がありますが、「かけ放題」というサービスです。
これで通話料金を気にしないで格安SIMを使うことが可能です。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアにしがみついている理由がだんだんとなくなってきました。
音声通話付き格安SIMカードを選ぶ条件
総務省の調べで、日本人の平均的に使う高速通信の利用データ量は、月に1.6GBだそうです。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアが、以前の料金体系ではスマホの場合、7GBのパケット上限契約を勧めていました。
スマホを持つと月に7000円ほどの通信料金になりました。
実際には、日本人のパケット利用量が平均で1.6GBですから、利用実態に合っていない料金体系ということで、総務省も携帯会社に向けて通達を出してサービスの見直しを促しています。
最近の料金体系も変化していますが、大手キャリアは、まだまだ、高い通信料金です。
通信料金の節約で、格安SIMを選ぶ条件として、通常のスマホの使い方であれば、高速通信データ量が、日本人の平均1.6GBですから、1GB~2GBあればいいということです。
使うスマホは高速通信の出来るLTEに対応したものを選ぶ必要があります。
音声通話付きSIMカードを選ぶ条件
- 高速通信容量を月に1GB~2GB
- スマートフォン本体は高速通信のLTEに対応
IP電話と携帯の音声通話網の違い
携帯電話としての役目をもっているのが、スマホです。
従来のデータ通信専用のSIMカードを利用した場合、携帯電話網を使った音声通話ができません。
一般的なネット回線しか使えないわけです。
しかし、ネット回線を使った電話で、IP電話という音声通話ができる仕組みがあります。
電話番号は、050番で始まる電話番号を持つことができます。
しかも、他の携帯電話や固定電話ともに電話をすることができます。通話料金も安いのですが、欠点があります。
IP電話の欠点
IP電話の欠点は、データ通信網を他のネット通信と一緒に使うため、回線が混雑している時や移動中のネット回線の切れ目などにIP電話の音声通話が途切れたりします。着信が出来なくなったりもします。
普通の携帯電話では起きないようなトラブルが起きる恐れをはらんでいます。
電波状態の良い場所では、うまくつながっても、自動車での移動中やラッシュ時の混雑している駅近辺などで着信ができなかったり、音声が途切れたりといった経験があります。
音声通話付き格安SIMは音声品質がキャリアと同じ
一方、音声通話付き格安SIMの使う携帯電話網は、データ通信網とは別の仕組みで、大手キャリアの携帯電話と同じ回線を使うので、回線品質のいい状態で電話を使うことができます。
格安SIMのデータ通信のみを選びIP電話やLINEやスカイプの無料通話を駆使することで安くできますが、通信料金の節約のためには、ちょっとしたトラブルも覚悟しないとだめだと言うことです。
IP電話と携帯の音声通話網の違いについては、こちらにも技術的な解説をまとめてあります。→「音声通話とIP電話の違いについて」
音声通話付格安SIMカードの選び方
これから通信料金の節約をするために、スマートフォンを買い換え、携帯会社も変えたいという場合は、
大手携帯電話会社から離脱して、格安SIMを扱っているMVNO(仮想移動体通信事業者)を選び、
高速通信データ容量オプションを1GB~2GBくらいのコースで、
携帯電話網の使える音声通話付SIMカードを申し込むという選択が安心です。
音声通話付SIMカードは、携帯電話網を使いますので、au、DoCoMo、ソフトバンクなどで使っていた携帯電話番号を移行することができます。
新規でも、もちろん携帯電話番号が持てます。
MVNO(仮想移動体通信事業者)の間でもMNPナンバーポータビリティーができますので、自分の身分証明書番号としてもず~と同じ携帯電話番号を持つことが出来ます。
携帯電話番号は、ながねん使っていると、友人、知人や仕事関係で、携帯電話番号が広がっているはずです。
各種の契約関係でもいろんなところで携帯電話番号を登録しているはずです。
電話番号が変わってしまうとなにかと不都合があります。
今までは、携帯電話番号が無くなることを嫌って、なかなか格安SIMに移行できない人が多かったようです。
それが、最近では、全部の会社で音声通話付SIMカードを扱っています。
このへんのところを一旦まとめるとこうなります。
これからの格安SIM(低価格SIM)のおススメ条件
- 音声通話付SIMカードを選ぶ。
- MNPナンバーポータビリティーで今までの電話番号を保持する。
- 新規でも携帯電話番号が持てる
- 高速通信が1~2GB程度を選ぶ。
- スマホは高速通信LTEに対応したSIMフリー機種を選ぶ。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ的には、音声通話付きSIMカードではなく、
とことんスマホ料金の節約ワザを使って、データ通信専用の格安SIMカードで、050番のIP電話、LINE、Skypeを使いこなし、月1000円以下のスマホライフを楽しみたいと思います。
しかし、諸々の事情で携帯電話網を使った今までの携帯電話番号を手放せない方向けに、上記、条件のそろったMVNO(仮想移動体通信事業者)を選んでみます。
外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
次は、外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向けです。これは、格安SIMを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)ではなかなか該当するところが減ってきます。
高速通信制限のないNTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONEでの容量の大きなコースを選ぶ事になります。
これが安く済ませるコースです。
NTTコミュニケーションズ・OCN モバイル ONE
外で電話をたくさんする、データ通信もパソコンをテザリングして使うような、仕事人にはやはり格安というわけにはいきません。
その場合は、外のデータ通信用にUQーWiMAXなどのデータ使い放題のコースが必要です。
アパートでの一人暮らしにもWiMAX、やモバイルWi-Fiは、威力を発揮します。
WiMAXやモバイルWi-Fiについては、こちらで詳しく解説しています。
WiMAXやモバイルWi-Fiの場合は、スマホとルーターの2台持ちになります。
Y!mobile
1日中外でパソコンを使うわけではなく、スマホは電話主体で、しかも、データ通信は2GB~で使いたい場合としては、ワイモバイルがあります。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアよりは、安い料金で同等の品質とデータ量を使う事が出来ます。
ワイモバイルについてはこちらで詳しく解説しています。→「Y!mobileってどうよ?ほんとに安いか?品質は?格安SIMとの違いは?」
Y!mobileの最安値プランは、高速通信が1GB付いているスマホプランSというのが、2980円です。
どのコースでも、au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアに比べれば「格安」です。
料金体系としては、シンプルでわかりやすいですね。
月間のデータ高速通信の容量を使い切ってしまった場合は、128Kbpsの低速回線での通信になります。
Y!mobileは、携帯電話網を使った音声通話回線を使えます。
Y!mobileの場合は、前身のイーモバイルとウイルコムのPHS回線とソフトバンクの3G回線やLTE回線を使う事が出来るので普通に使える携帯電話の通信品質です。
また、ソフトバンク傘下の会社になりましたから、ソフトバンクWi-Fiスポットが無料で使えるところは強みです。通常は、ソフトバンクWi-Fiスポットは、月額467円かかりますから、これが無料で使えます。
駅構内やコンビニ、ハンバーガーショップなどのお店でWi-Fiスポットが全国にあります。上手に使えば、パケットの節約になります。
他社との大きな違いは、Y!mobileでは、音声通話の無料サービスが基本料金内であることです。
電話を掛けることを主体にスマホを持ちたい場合は、Y!mobileがいいでしょう。
他社MVNO(仮想移動体通信事業者)の音声通話付き格安SIMは、30秒20円の通話料がかかりますし、かけ放題のサービスは1000円弱のオプション料金がかかります。
Y!mobileの無料通話は、「すべてのかけ先へ通話料0円、国内通話かけ放題」と謳っています。
Y!mobile以外の携帯やスマホ、固定電話へもかけ放題と宣伝しています。
しかし、完全なかけ放題ではなく、1回当たり10分以内の国内通話が、すべて通話料0円。となっています。
1回当たり10分を超える国内通話は、10分超過分において、30秒につき20円の通話料が別途かかります。
普通は、こんなに電話する人いないと思いますので、実質かけ放題ということになります。
営業などで長時間の電話をたくさんする用途には、「スーパーだれとでも定額、月額料1000円」というオプションがあります。
あと1000円払えば、本当の完全無制限のかけ放題にしますというオプションです。
データ通信は、ほどほどでいいので、月1GBにして、そんなに長電話はしないけれども、電話する回数は多いと言う人には、「スマホプランS1GB、2980円」のコースが、au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアよりも格安で済みます。
通常の日本人の平均的なスマホの使い方で、家庭のWi-Fi環境とうまく使い分ければ、1GBでも十分だと思います。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤの場合は、バリバリのスマホ使いですが、月に1GBも使ってません。ほとんど自宅仕事場のWi-Fi環境下で済んでいます。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアでのスマホ運用は、どうしても5000円から7000円はかかります。
Y!mobileでも、高速通信をたくさん使いたい向きには、同程度の料金になってしまいます。
データ通信は普通の使い方で、電話主体で無料通話が必要な場合は、Y!mobileが安く済みます。
しかし、2016年から始まった他の音声通話付き格安SIMの「かけ放題」オプションが出てきてからは、Y!mobileの差別化も難しいところです。
「かけ放題」のところだけを見るとオプション料金を払ってもY!mobileより安くなるコースが出てきたからです。
Y!mobileについては、ここからネットで申し込みが出来ます。
わざわざY!mobileショップに行って、お兄さん、お姉さんにいらぬオプションを勧められなくて済みます。
人気スマホとのセット販売もあります。新規やMNP移動では、機種代金の割引キャンペーンなども、だいたいやっていると思います。
UQ mobileも似たようなコースを持っている
UQ mobile

しかし、UQ mobileの場合は、基本料金内には、無料通話が入っていなくてオプションになっています。
無料通話分が割高になっています。
楽天モバイルの使い放題
また、料金的には、楽天モバイルも、第4のキャリアそして、携帯通信業界に価格破壊をもたらそうとしています。
楽天基地局のエリア内だと高速データ通信が使い放題、電話の話放題で、月額2980円という料金です。
しかし、楽天エリアがまだまだ狭いのがデメリットです。
エリア外でも、auの4G回線を月5GBまでローミングで利用できます。
5GBを使いきった場合でも1Mbpsの速度となっています。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ的には、応援したい楽天さんです。
まとめ
MVNOと格安SIM講座で、具体的にどこのMVNOを選んでどんなコースの格安SIM(低価格SIM)を選んだらいいのかをまとめました。
大手の携帯会社から脱却すると、携帯電話会社ドメインのメールアドレスは、当然使えなくなります。
これは、グーグルのGメールとSMSの組み合わせで運用することをおすすめします。
Gmailは、ウエブ上でメールの管理をしますから、パソコンとの連携も抜群です。
通信料金節約ワザ.com管理人のシム・セツヤは、Gmailメインで生活しています。
慣れると非常に使いやすく、スパムメールの排除やウイルス対策も無料でやってくれてます。
スマホでもアンドロイドを選べばグーグルのサービスですので連携がスムーズでオススメです。
- 大手携帯電話会社から脱却すると今まで携帯電話会社ドメインのメールアドレスは使えなくなります。
- グーグルのGメールとSMSの組み合わせで運用することをおすすめします。
- Gmailは、ウエブ上でメール管理。パソコンとの連携も抜群。
- Gmailは、慣れると非常に使いやすく、スパムメールの排除やウイルス対策も無料。
- スマホでもアンドロイドを選べばグーグルのサービス連携がスムーズでオススメ。
MVNOごと、SIMカードのコースで、いろいろとサービスが乱立していてわかりにくい通信料金の世界ですが、だいたいの分類は、このページで紹介したようになると思います。
このページで紹介していないものも含めて一覧で紹介してみます。
少し制限のある格安SIMですが、使い方をちょっと工夫すると劇的な通信料金の節約が可能です。
いらないオプションや使ってないパケット料金に見切りをつけて、必要な時に必要な分だけチョイスできるMVNOの格安SIMという道に踏み込んでみませんか?
そのためにはこのサイトで解説しているような通信料金を節約するための「ちょっとした知識」があればOKです。
通信事情は毎日変化しています。
新しい情報は、随時更新していくつもりですが、古くなった情報が残っていましたらスミマセン!
他のMVNO通信事業者の動向は「MVNO格安SIMの徹底比較」のほうで更新していきたいと思います。
「通信料金が高すぎる!」という全ての人に伝えたくてこの記事を書きました。どうぞ、お気に入りなどに入れて時々のぞいてもらえれば、最高に幸せです。
では、とりあえずこの講座はまとめとします。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ
格安SIMはスマホをあまり使わないライトユーザーには通信料金の節約ができました。音声通話付きで1000円以下でスマホが持てます。
しかし、楽天モバイルの登場でライトユーザーはほぼ無料でスマホを利用できます。
楽天モバイルは、1GBまでは無料、3GBまで1078円(税込)、20GBまで2178円(税込)、それ以上どんなに使っても3278円(税込)という料金コースです。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ夫婦は楽天モバイルだとず~~っと無料になります。
自宅では、NURO光の光回線を契約しています。
外出する時にスマホSIMのデータを使いますが、今までの実績で月に1GBも使ったことがないのです。
時々旅行へ行ったときに、楽天モバイルの電波使って、料金払うだけになります。
データが多くなっても上限3278円(税込)で使い放題ですからスマホのテザリングでモバイルwifiルーターやWiMAXの代わりになります。
楽天エリア内ならヘビーユーザーにも十分使えます。
楽天モバイルは、エリアの問題がありますが、我が家はエリア内なので助かります。
エリア外でもauの電波を使えるので十分です。
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