格安SIMおすすめ比較・格安スマホ選びのタイプ別解説・格安SIMおすすめ講座第6回
- ちょっとしか使わないので、とにかく安くしたいというライトユーザー向け
- 携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
- 今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け(新規で携帯電話番号付きのスマホを持ちたい人もこれ)
- 外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
格安SIMという言葉も徐々に浸透してきています。
格安SIMデータ通信コースが、1GB500円、3GB900円、音声通話付きで1500円~という相場で各社競い合っています。
しかし、[PR]楽天モバイルの登場で、格安SIMに流れたライトユーザーには、1GBまで無料のコースができたので、これが最安でした。
しかし、[PR]楽天モバイルさん2022年に1GB無料を廃止したので振り出しに戻りました。
ここでは、MVNOの格安SIMについてのまとめになります。
格安SIMはデータを少ししか使わないユーザー向けに最適
あまり電話をかけないで、データ通信も、外ではメールとLINEと地図、少しネットで検索くらいの人には、格安で運用出来るコースが各社から発売されています。
いままでは、スマホを持ちたくてもau、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアでは、高すぎて手が出なかった主婦や中高年、子どものニーズにこたえて、人気になっています。
しかし、外で電話をたくさんしたり、テザリングでパソコンを使いたい仕事人などには、通話料が別にかかり、かえって高くついたり、高速通信が制限されたりします。
格安SIMでも音声通話かけ放題で大手キャリアからの乗り換えが増えた
この点でも、格安SIMでも、オプションで5分~10分までの携帯電話網を使った音声通話を「かけ放題」にするサービスが、ほぼ全部の格安SIMで実施されています。
月額でいうと1000円弱の金額をプラスすると「かけ放題」になるサービスです。
大手キャリアからの乗り換えで、今まで使っていた携帯電話番号はそのまま使いたいが、格安SIMでは無料通話分が、なかったので、よく電話をかける人は、通話料金でかえって高くつくことが多く、乗り換えしない人もいました。
月額オプション料金を払っても、トータルで通信費が安くなる人は多くいます。
「かけ放題」オプションを知って、au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアからの乗り換えも加速しています。
SIMカード入手からスマホ運用までの順序
それから、どのSIMカードも最初のカードは初期費用で3000円で買う必要があります。
SIMカードを手に入れてから、MVNO(仮想移動体通信事業者)のサイトにアクセスして必要なコースを選んでクレジットカードでの申し込みをします。
申し込み手続きが済んだら、SIMフリースマホにSIMを差し込んで使うという手順です。
SIMカード入手からスマホ運用までの順序
- SIMカードを手に入れてから
- MVNO(仮想移動体通信事業者)のサイトにアクセス
- 必要なコースを選んでクレジットカードでの申し込み
- 申し込み手続きが済んだら
- SIMフリースマホにSIMカードを差し込む
- スマホのAPI設定、基本設定をして運用開始
SIMカードの大きさ
いずれも大きさがナノSIMです。SIMカードの大きさはナノ→マイクロ→標準と大きさが3種類あります。スマホのSIMカードを入れる大きさで対応するものを選ぶ必要があります。
しかし、スマホの買い換えなどを考慮して一番小さなナノSIMを買う人が圧倒的に多いようです。
ナノSIMを買っておけば、大きさを変換するアダプターに取り付けて、全てのスマホに対応できます。
SIMの変換アダプターは500円前後で販売されています。
SIMカードアダプターとは、こんなんです。
格安SIM、格安スマホをニーズ別に分類
MVNO(仮想移動体通信事業者)もふえてきましたので、各社の現状を見渡しつつ、格安SIM、格安スマホをニーズ別に分類してまとめ直したいと思います。
MVNOとは?
MVNO(仮想移動体通信事業者)とは、au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアの通信回線を借り受けて格安SIMを提供している会社のことです。
格安SIM、格安スマホをニーズ別に分類するとこうなります。
- とにかく安くしたいというライトユーザー向け
- 携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
- 今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け(新規で携帯電話番号付きのスマホを持ちたい人もこれ)
- 外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
格安SIMのMVNO比較一覧
あまり通話もデータ通信もしないのでとにかく安くしたいというライトユーザー向け
格安SIMだから、とにかく安く!というパターンです。
月1GB程度の高速通信でワンコインくらいでありますが
あまり電話をしなで、音声通話もIP電話で済ませる人で、とにかく安く済ませたいという場合には、おすすめのコースがあります。
[PR]月額1000円からの、はじめてのスマホ。【TONE】は、月額1000円で初心者向けのコースがあります。 [PR]楽天モバイルも月額1000からあります。au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアで使っていた携帯電話番号を移動できるMNPナンバーポータビリティーのできる音声通話付SIMのコースもあります。
携帯電話番号を捨ててもいい、データ通信専用とIP電話でOKのミドルユーザー向け
電話は少しで受け専用、今まで使っていたau、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアの携帯電話番号は捨ててもいいという人。
データ通信も外ではあまりしないけど、地図とか、LINEとかメールとかは、普通に使いたいというミドルユーザー向けです。
料金も月1000円くらいまでならOKで、ほとんど自宅や職場、学校のWi-Fi環境にいるので、通勤、通学時に少しネットにつながればいいので、高速通信も少しできればいいタイプです。
- 電話は少しで受け専用
- au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアの携帯電話番号は捨ててもいい
- データ通信も外ではあまりしない
- 地図、LINE、メールとかは、普通に使いたい
- 月1000円くらいまでならOK
- Wi-Fi環境を活用してパケットはあまりいらないが
- 高速通信も外で少しできるタイプ
たくさんのMVNO(仮想移動体通信事業者)が誕生してきましたが、だいたいサービス内容や料金もこなれてきて、ここで紹介する2つのレベルだと思います。
MVNOについては、こちらで取り上げています。→「MVNO格安SIMの徹底比較」
今までの携帯電話番号は捨てたくない、でも通信料金を安くしたいMNP派ミドルユーザー向け
「携帯電話の番号を変えたくない!でも安くしたい!」
どうしても電話番号を変えたくないという人向けです。
という人はどうすればいいでしょうか?
音声通話付き格安SIM
そんな人向けに誕生したのが、「音声通話付き格安SIM」です。
通信回線で携帯電話網を使えるようにした格安SIMカードです。
050番のIP電話とは違う、従来の携帯電話網を使った携帯電話番号を使います。
080、090、070で始まる電話番号を使います。
新規で携帯電話番号付きのスマホを持つこともできます。
MNP転入も可能で携帯電話網を使うのでSMSショートメール機能も同じ携帯電話番号になります。
従来のデータ通信専用SIMカードはIP電話番号とSMSが別番号でトラブル
データ通信専用SIMカードの場合は、SMS機能のオプションをつけてSMS機能だけの電話番号を入手します。
音声通話はIP電話の050番ではじまる電話番号になります。
そうすると、音声通話とショートメールの電話番号が違うので人に説明するときにスゴク困ります。
その辺の体験談はこちらで赤裸々に語られています。
音声通話付SIMカードはMNP可能、SMSも同じ番号
音声通話付SIMカードだとこういった悲しい思いをしなくてすみます。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアと同じように携帯電話番号を運用できます。
MNP転入というのは、今の携帯電話番号を携帯会社の垣根を越えてそのまま番号を移行できるシステムのことです。
音声通話付格安SIMカードにも無料通話サービスあり
オプションですが、700円から1000円程度のオプション料金を払えば、「かけ放題」というサービスがあります。
5分~10分といった制限がありますが、「かけ放題」というサービスです。
これで通話料金を気にしないで格安SIMを使うことが可能です。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアにしがみついている理由がだんだんとなくなってきました。
音声通話付き格安SIMカードを選ぶ条件
総務省の調べで、日本人の平均的に使う高速通信の利用データ量は、月に1.6GBだそうです。
au、DoCoMo、ソフトバンクの大手携帯キャリアが、以前の料金体系ではスマホの場合、7GBのパケット上限契約を勧めていました。
スマホを持つと月に7000円ほどの通信料金になりました。
実際には、日本人のパケット利用量が平均で1.6GBですから、利用実態に合っていない料金体系ということで、総務省も携帯会社に向けて通達を出してサービスの見直しを促しています。
最近の料金体系も変化していますが、大手キャリアは、まだまだ、高い通信料金です。
通信料金の節約で、格安SIMを選ぶ条件として、通常のスマホの使い方であれば、高速通信データ量が、日本人の平均1.6GBですから、1GB~2GBあればいいということです。
使うスマホは高速通信の出来るLTEに対応したものを選ぶ必要があります。
音声通話付きSIMカードを選ぶ条件
- 高速通信容量を月に1GB~2GB
- スマートフォン本体は高速通信のLTEに対応
IP電話と携帯の音声通話網の違い
携帯電話としての役目をもっているのが、スマホです。
従来のデータ通信専用のSIMカードを利用した場合、携帯電話網を使った音声通話ができません。
一般的なネット回線しか使えないわけです。
しかし、ネット回線を使った電話で、IP電話という音声通話ができる仕組みがあります。
電話番号は、050番で始まる電話番号を持つことができます。
しかも、他の携帯電話や固定電話ともに電話をすることができます。通話料金も安いのですが、欠点があります。
IP電話の欠点
IP電話の欠点は、データ通信網を他のネット通信と一緒に使うため、回線が混雑している時や移動中のネット回線の切れ目などにIP電話の音声通話が途切れたりします。着信が出来なくなったりもします。
普通の携帯電話では起きないようなトラブルが起きる恐れをはらんでいます。
電波状態の良い場所では、うまくつながっても、自動車での移動中やラッシュ時の混雑している駅近辺などで着信ができなかったり、音声が途切れたりといった経験があります。
音声通話付き格安SIMは音声品質がキャリアと同じ
一方、音声通話付き格安SIMの使う携帯電話網は、データ通信網とは別の仕組みで、大手キャリアの携帯電話と同じ回線を使うので、回線品質のいい状態で電話を使うことができます。
格安SIMのデータ通信のみを選びIP電話やLINEやスカイプの無料通話を駆使することで安くできますが、通信料金の節約のためには、ちょっとしたトラブルも覚悟しないとだめだと言うことです。
IP電話と携帯の音声通話網の違いについては、こちらにも技術的な解説をまとめてあります。
音声通話付格安SIMカードの選び方
これから通信料金の節約をするために、スマートフォンを買い換え、携帯会社も変えたいという場合は、
大手携帯電話会社から離脱して、格安SIMを扱っているMVNO(仮想移動体通信事業者)を選び、
高速通信データ容量オプションを1GB~2GBくらいのコースで、
携帯電話網の使える音声通話付SIMカードを申し込むという選択が安心です。
音声通話付SIMカードは、携帯電話網を使いますので、au、DoCoMo、ソフトバンクなどで使っていた携帯電話番号を移行することができます。
新規でも、もちろん携帯電話番号が持てます。
MVNO(仮想移動体通信事業者)の間でもMNPナンバーポータビリティーができますので、自分の身分証明書番号としてもず~と同じ携帯電話番号を持つことが出来ます。
携帯電話番号は、ながねん使っていると、友人、知人や仕事関係で、携帯電話番号が広がっているはずです。
各種の契約関係でもいろんなところで携帯電話番号を登録しているはずです。
電話番号が変わってしまうとなにかと不都合があります。
今までは、携帯電話番号が無くなることを嫌って、なかなか格安SIMに移行できない人が多かったようです。
それが、最近では、全部の会社で音声通話付SIMカードを扱っています。
このへんのところを一旦まとめるとこうなります。
これからの格安SIM(低価格SIM)のおススメ条件
- 音声通話付SIMカードを選ぶ。
- MNPナンバーポータビリティーで今までの電話番号を保持する。
- 新規でも携帯電話番号が持てる
- 高速通信が1~2GB程度を選ぶ。
- スマホは高速通信LTEに対応したSIMフリー機種を選ぶ。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ的には、音声通話付きSIMカードではなく、
とことんスマホ料金の節約ワザを使って、データ通信専用の格安SIMカードで、050番のIP電話、LINE、Skypeを使いこなし、月1000円以下のスマホライフを楽しみたいと思います。
しかし、諸々の事情で携帯電話網を使った今までの携帯電話番号を手放せない方向けに、上記、条件のそろったMVNO(仮想移動体通信事業者)を選んでみます。
格安SIMのMVNO比較一覧
外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向け
次は、外でばりばりネットも電話もするヘビーユーザー向けです。これは、格安SIMを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)ではなかなか該当するところが減ってきます。
外で電話をたくさんする、データ通信もパソコンをテザリングして使うような、仕事人にはやはり格安というわけにはいきません。
その場合は、外のデータ通信用にUQーWiMAXなどのデータ使い放題のコースが必要です。
アパートでの一人暮らしにもWiMAX、やモバイルWi-Fiは、威力を発揮します。
WiMAXやモバイルWi-Fiについては、こちらで詳しく解説しています。
WiMAXやモバイルWi-Fiの場合は、スマホとルーターの2台持ちになります。
楽天モバイルの使い放題
[PR]楽天モバイル、第4のキャリアそして、携帯通信業界に価格破壊をもたらしました。楽天基地局のエリア内だと高速データ通信が使い放題、電話の話放題で、月額3,278円という料金です。
楽天エリアも人口カバー率97%にまで来ました。
エリア外でも、auの4G回線を無制限にローミングで利用できます。
楽天モバイル圏内では、無制限の上限料金が3270円ですから、モバイルwifiルーターやWiMAXなどを買う理由がありまません。
しかも、携帯スマホとしての機能もあり、テザリングでモバイルwifiルーターとなります。
楽天モバイル圏内にお住いの方にはおすすめです。
まとめ
大手の携帯会社から脱却すると、携帯電話会社ドメインのメールアドレスは、当然使えなくなります。
これは、グーグルのGメールとSMSの組み合わせで運用することをおすすめします。
Gmailは、ウエブ上でメールの管理をしますから、パソコンとの連携も抜群です。
通信料金節約ワザ.com管理人のシム・セツヤは、Gmailメインで生活しています。
慣れると非常に使いやすく、スパムメールの排除やウイルス対策も無料でやってくれてます。
スマホでもアンドロイドを選べばグーグルのサービスですので連携がスムーズでオススメです。
- 大手携帯電話会社から脱却すると今まで携帯電話会社ドメインのメールアドレスは使えなくなります。
- グーグルのGメールとSMSの組み合わせで運用することをおすすめします。
- Gmailは、ウエブ上でメール管理。パソコンとの連携も抜群。
- Gmailは、慣れると非常に使いやすく、スパムメールの排除やウイルス対策も無料。
- スマホでもアンドロイドを選べばグーグルのサービス連携がスムーズでオススメ。
MVNOごと、SIMカードのコースで、いろいろとサービスが乱立していてわかりにくい通信料金の世界ですが、だいたいの分類は、このページで紹介したようになると思います。
このページで紹介していないものも含めて一覧で紹介してみます。
格安SIMのMVNO比較一覧
少し制限のある格安SIMですが、使い方をちょっと工夫すると劇的な通信料金の節約が可能です。
いらないオプションや使ってないパケット料金に見切りをつけて、必要な時に必要な分だけチョイスできるMVNOの格安SIMという道に踏み込んでみませんか?
そのためにはこのサイトで解説しているような通信料金を節約するための「ちょっとした知識」があればOKです。
通信事情は毎日変化しています。
新しい情報は、随時更新していくつもりですが、古くなった情報が残っていましたらスミマセン!
「通信料金が高すぎる!」という全ての人に伝えたくてこの記事を書きました。どうぞ、お気に入りなどに入れて時々のぞいてもらえれば、最高に幸せです。
では、とりあえずこの講座はまとめとします。
通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤ
コメント